原価の部門管理について

原価の部門管理について

今回のテーマは「原価の部門管理について」としてお話させて頂きたいと思います。

前回のテーマで「売上の部門管理について」についてお話させて頂きましたが、本日はその原価版です。売上高を部門管理したならば、今度は原価も部門管理してみようという訳です。では、なぜそんな細かな事をするのか?手間が増えるだけでは?とお考えだと思いますが、これにはしっかりとした理由があります。売上を部門管理する事で、部門毎の売上高の管理が可能になります。しかし、部門毎の粗利は?っと聞かれると困ってしまいます。確かに売上高は部門管理が出来ていますが、対応する原価が一緒くたでは、そこから部門毎の粗利までは計算できません。

そこで、売上の部門に対応する形で、原価も部門管理しておけば、最終的に部門毎の粗利の管理が可能になります。会計ソフトによっては、ソフトの機能だけでは計算が出来ない物もあると思います(ほとんどの会計ソフトでは不可)が、要素は既に集まっているのでエクセル等を使用すれば簡単に計算する事が可能です。

では、なぜ部門毎に粗利を管理する必要があるのでしょうか?その答えはシンプルです。売上部門毎に粗利率が変化するからです。それを一緒くたに計算してしまうと、その企業の売上の平均的な粗利は分かっても、部門毎の細やかな売上分析、粗利分析が出来ず、経営判断を下すのに必要な情報不足といった事態に陥ってしまうリスクがあるからです。それらリスクを避ける為にも、是非皆様も部門別管理を実践してみては如何でしょうか?