シリーズ「WEB上で販売してみよう」第1章 現状でのWEB販売の実態
第1章 現状でのWEB販売の実態

「WEB販売」要はWEB上で物を販売する事ですが、方法としては、現在複数の方法があり、それぞれにメリット、デメリットがありますので、どれから始めたら良いのか分からないとなってしまっても不思議ではありません。そこで、本日はテーマ「現状でのWEB販売の実態」としてお話させて頂きます。
現在主流となっているのは、「自社WEBショップ」「WEBモールへの出店」「ショップ作成サービス(ECプラットフォーム)」の3つです。それぞれでコスト感や売れやすさが大きく変わるため、まず全体像を押さえておくことが重要です。
まず自社WEBショップです。これは自社のホームページ内に販売機能を持たせる形で、いわば“自分の店舗を一から構築する”方法です。
費用の目安としては、簡易的なものであれば初期制作費が5万円~15万円程度、本格的に作り込む場合は20万円~80万円程度になるケースが一般的です。さらに、サーバー代やドメイン代として月額1,000円~5,000円程度、保守費用を外注する場合は月1万円~3万円程度かかることもあります。ここで言う自社WEBショップとは、本格的にショップ機能から自社でプラグラムを組んでいくパターンです。ですので、現状においては、ちょっと珍しいケースと言えるかも知れません。と言うのも、ショップ機能を自社で作成するのは大変な労力がかかるからです。その為、現在、多くの企業において、WEBショップを作成する場合、何らかのショップ作成サービス(ECプラットフォーム)を部分的に利用しているのが現状です。
メリットは自由度の高さです。価格設定やデザイン、販売方法を自由に決めることができ、ブランド構築にも向いています。一方で最大の課題は集客です。広告を使わない場合、立ち上げ直後の月間売上は0円~数万円程度にとどまることも珍しくありません。逆に、SNSや検索対策がうまく回れば、数十万円規模に成長するケースもあります。現在、10数年前に比べて、かなりWEB上で物が売れる様にはなってきています。お客様の環境が変わり、以前よりWEB上で買い物するハードルが下がっているのが原因かと思われます。また、キャッシュレス化の波も、この現状を後押ししているのだと思います。
次にWEBモールです。代表的なサービスとしては、メルカリ、ヤフオク!、Amazon などがあります。こちらは既に人が集まっている場所で販売できるのが大きな特徴です。初期費用はほぼ0円で始められるケースが多く、出品自体に費用はかかりません。販売時には手数料が発生し、一般的には販売価格の8%~15%程度が差し引かれます。売れ行きについては、出品初月でも数千円~数万円程度の売上が立つケースは珍しくなく、商品によっては数万円~10万円以上に伸びることもあります。ただし競争が激しく、同じ商品であれば価格が安い方に流れやすい傾向があります。
更に言うと、詐欺などに巻きもまれるリスクもかなり増えており注意が必要です。特に大型のモール(メルカリ、ヤフオク!、Amazon)では、売り手側も買い手側にも詐欺がはびこっており、いつ巻き込まれてもおかしくない状態ですので、それらの対策も自社でしっかりとしていく必要があります。
最後にショップ作成サービスです。代表例としては BASE や Shopify があります。これは、自社ショップとモールの中間のような位置づけです。BASEの場合、初期費用・月額費用は0円で始められ、売上時に決済手数料(約3%~6%)+サービス手数料(約3%)が発生します。Shopifyは月額3,000円~5,000円程度のプランが一般的で、決済手数料が別途かかります。売れ行きとしては、初期は月0円~3万円程度からスタートし、SNSなどと連携することで徐々に伸ばしていくケースが多いです。
これに関しては、ほんとよく出来ており、手間いらずであっという間にショップが出来てしまいます。自由度こそ下がりますが、それでも、与えられた選択肢の中で、色々組み合わせたり、工夫をする事で、オリジナルショップといっても過言ではないWEBショップの制作も可能です。売れるたびに費用がかかってくるのがちょっと厄介ですが、まあ少額ですので、コスト管理をしっかりとしてスタートしてさえいれば特段問題とはなりません。
全体をまとめると、「すぐ売れるのはモール」「自由度が高いのは自社WEB」「始めやすいのはショップ作成サービス」という構図になります。まずは自分の目的とリソースに合わせて選ぶことが重要です。しかしながら、WEB上で販売するのは、実際に面と向かって販売するのに比べて色々と大変です。売上が付いていても、クレーム対応に追われてショップを閉じてしまうといったケースもあるくらいですので、慎重の判断が求めれます。

