WEB用語辞典-JSON(ジェイソン)
WEB用語辞典-JSON(ジェイソン)

JSON(JavaScript Object Notation)は、データをやり取りするための軽量なデータ形式です。もともとはJavaScriptで利用するために考案されましたが、現在ではプログラミング言語を問わず利用できる標準的なデータ交換フォーマットとして世界中で普及しています。WEBサイトやWEBアプリケーションでは、サーバーとブラウザ、あるいは異なるシステム同士が情報を受け渡す際に欠かせない存在となっています。
例えば、ECサイトで商品一覧を表示する場合、サーバー側には商品名や価格、在庫数などの情報が保存されています。利用者が商品ページを開くと、サーバーはそれらのデータをJSON形式でブラウザへ送信し、ブラウザ側のJavaScriptが受け取った情報をもとに画面へ表示します。この仕組みによって、ページ全体を読み込み直すことなく、必要な情報だけを素早く更新できるようになります。
JSONは「キー」と「値」の組み合わせでデータを表現します。例えば、商品名や価格、在庫数といった項目名(キー)に対して、それぞれの内容(値)を対応させて記述します。また、複数のデータを配列としてまとめたり、オブジェクトを入れ子にしたりできるため、複雑な情報も分かりやすく整理できます。
JSONが広く利用されている理由は、そのシンプルさにあります。人間が見ても内容を理解しやすく、コンピューターでも高速に読み書きできるため、多くのシステムで採用されています。REST APIやWeb APIの多くも、データの受け渡し形式としてJSONを標準採用しています。そのため、外部サービスとの連携やシステム開発ではJSONの知識がほぼ必須となっています。
以前はXMLというデータ形式が主流でしたが、XMLはタグが多く記述が長くなりやすいという特徴がありました。一方、JSONはよりコンパクトで読みやすく、通信データの容量も抑えられるため、現在では多くのWEBサービスでJSONが主流となっています。ただし、XMLにも文書構造の表現に優れるなどの特徴があり、用途によって使い分けられています。
WEBサイト制作においてJSONそのものを直接編集する機会は多くありませんが、APIとの連携やJavaScriptを利用した動的なページ制作では頻繁に登場します。特に天気予報や地図、SNS投稿、商品情報など、外部サービスのデータを取得・表示する仕組みではJSONが利用されているケースがほとんどです。そのため、WEB制作に携わる人にとってJSONは、HTMLやCSS、JavaScriptと並んで理解しておきたい重要な基礎知識の一つといえるでしょう。

