WEB用語辞典-REST API(レスト エーピーアイ)
WEB用語辞典-REST API(レスト エーピーアイ)

REST API(Representational State Transfer API)とは、インターネット上でシステム同士がデータをやり取りするためのAPIの設計方式の一つです。現在では、WEBサイトやWEBアプリケーション、スマートフォンアプリなどで最も広く採用されているAPIの形式であり、多くのクラウドサービスやWebサービスでも標準的な通信方法として利用されています。
REST APIの特徴は、HTTPというWEB通信の仕組みをそのまま利用している点にあります。ブラウザでWEBサイトを閲覧するときと同じ通信方式を使うため、シンプルで分かりやすく、多くの開発環境で利用しやすいというメリットがあります。例えば、商品一覧を取得したり、会員情報を更新したり、注文データを登録したりといった処理を、決められたルールに従って行います。
REST APIでは、URLがデータの対象(リソース)を表し、HTTPメソッドによって実行する処理を指定します。代表的なHTTPメソッドには、情報を取得する「GET」、新しいデータを登録する「POST」、既存のデータを更新する「PUT」や「PATCH」、データを削除する「DELETE」があります。例えば、「商品情報を取得する」「会員情報を更新する」といった処理を、それぞれ適切なHTTPメソッドで実行することで、統一された分かりやすい設計を実現できます。
REST APIでやり取りされるデータ形式は、現在ではJSONが主流です。サーバーはリクエストを受け取ると、必要な情報をJSON形式で返し、ブラウザやアプリケーションはそのデータを解析して画面に表示します。JSONは軽量で読みやすく、通信量を抑えられるため、高速なデータ通信を実現できることもREST APIが広く普及した理由の一つです。
例えば、ECサイトでは商品一覧や在庫情報の取得、SNSでは投稿一覧やコメントの表示、天気予報サイトでは最新の気象データの取得など、多くの場面でREST APIが利用されています。また、決済サービスや配送会社、地図サービスなど外部システムとの連携にもREST APIが活用されており、現在のWEBサービスには欠かせない存在となっています。
REST APIを利用することで、WEBサイトとスマートフォンアプリが同じデータを共有したり、複数のシステムが共通の情報を利用したりできるため、開発効率や保守性が向上します。一方で、APIキーやアクセストークンによる認証、通信内容を暗号化するHTTPSの利用など、セキュリティ対策も重要になります。REST APIは「シンプル」「拡張しやすい」「さまざまなシステムと連携しやすい」という特徴を持ち、現代のWEBサイト制作やシステム開発を支える代表的なAPIの仕組みとなっています。
