WEB用語辞典-IPv4(Internet Protocol Version 4)
WEB用語辞典-IPv4(Internet Protocol Version 4)

IPv4(Internet Protocol Version 4)とは、インターネット通信で使用されるIPアドレスの規格の一つです。「Internet Protocol Version 4」の略称で、現在でも世界中で最も広く利用されている通信方式です。インターネットに接続されたコンピューターやスマートフォン、サーバーなどの機器に固有のIPアドレスを割り当て、通信相手を識別する役割を担っています。
IPv4では、IPアドレスは32ビットの数値で構成され、「192.168.1.1」や「203.0.113.25」のように4つの数字をドット(.)で区切って表記します。それぞれの数字は0~255の範囲で表されるため、比較的読みやすく、人間にも扱いやすい形式となっています。WEBサイトへアクセスする際も、ブラウザはDNS(Domain Name System)によってドメイン名をIPv4アドレスへ変換し、そのIPアドレスをもとにWEBサーバーへ接続しています。
IPv4で利用できるアドレス数は約43億個(2³²個)です。インターネットが誕生した当初は十分な数と考えられていましたが、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレット、IoT機器などインターネットに接続される機器が急速に増加したことで、利用可能なIPv4アドレスは不足するようになりました。この問題は「IPv4アドレス枯渇問題」と呼ばれ、現在では後継規格であるIPv6への移行が世界的に進められています。
しかし、IPv4は現在でも広く利用されています。その理由の一つが「NAT(Network Address Translation)」という技術です。NATは、家庭や会社の内部ネットワークで使用するプライベートIPアドレスと、インターネット上で使用するグローバルIPアドレスを相互に変換する仕組みです。この技術により、一つのグローバルIPアドレスを複数の機器で共有できるため、IPv4アドレスの不足をある程度補うことが可能になっています。
WEBサイト制作やサーバー運用においても、IPv4は重要な役割を果たしています。独自ドメインをWEBサーバーへ接続する際には、DNSのAレコードにIPv4アドレスを登録することで、利用者がドメイン名からWEBサイトへアクセスできるようになります。また、多くのレンタルサーバーやネットワーク機器でもIPv4に対応しており、現在のインターネット基盤を支える主要な通信規格となっています。今後はIPv6への移行が進むと考えられますが、IPv4は当面の間、両者が共存しながら利用される重要な技術であり続けるでしょう。
