WEB用語辞典-HTTP(Hypertext Transfer Protocol)
WEB用語辞典-HTTP(Hypertext Transfer Protocol)

HTTP(Hypertext Transfer Protocol:ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)とは、WEBブラウザとWEBサーバーがWEBページや画像などのデータをやり取りするための通信ルール(プロトコル)のことです。利用者がWEBブラウザでURLを入力したりリンクをクリックしたりすると、ブラウザはHTTPを利用してWEBサーバーへページの表示を要求し、サーバーはHTMLやCSS、JavaScript、画像などのデータを返します。このやり取りによって、私たちはWEBページを閲覧することができます。
HTTPでは、ブラウザからサーバーへ送る要求を「リクエスト(Request)」、サーバーから返される応答を「レスポンス(Response)」と呼びます。例えば、利用者が「https://example.com」にアクセスすると、ブラウザは「このページを表示してください」というリクエストを送信し、サーバーはページのデータとともに「正常に処理できました」というステータス情報を返します。代表的なステータスコードには、「200 OK(正常)」「404 Not Found(ページが見つからない)」「500 Internal Server Error(サーバー内部エラー)」などがあります。
HTTPはもともと通信内容を暗号化しないプロトコルとして設計されました。そのため、通信内容が第三者に盗み見られたり、改ざんされたりする可能性があるという課題がありました。この問題を解決するために誕生したのが「HTTPS」です。HTTPSはHTTPにSSL/TLSによる暗号化機能を追加したもので、現在ではほとんどのWEBサイトがHTTPSを採用しています。特に、ログイン画面やショッピングサイト、お問い合わせフォームなど、個人情報を扱うWEBサイトではHTTPSが必須となっています。
WEBサイト制作では、HTTPの仕組みを理解することが非常に重要です。HTMLや画像などのファイルはHTTPによって読み込まれ、CSSやJavaScriptも同じ仕組みでブラウザへ送信されます。また、フォームの送信やAPIとの通信などもHTTPを利用して行われており、WEBアプリケーションの動作はHTTPを基盤として成り立っています。
HTTPは、インターネット上でWEBページを閲覧するための基本となる通信プロトコルです。普段は意識する機会が少ないものの、WEBサイトの表示やデータの送受信、検索エンジンの巡回など、WEBに関わるほぼすべての通信で利用されています。WEBサイト制作や運営に携わるうえでは、HTTPとHTTPSの違いや、リクエスト・レスポンスの仕組みを理解しておくことが、WEB技術全体を学ぶための重要な第一歩となります。
